「嫌われたかも…と考え出したら止まらない」
「相手の機嫌が気になって、いつも疲れてしまう」
そんなふうに、“気にしすぎてしんどい”と感じることはありませんか?
こんにちは。公認心理師のかぼです。
この記事では、気にしすぎて心がすり減ってしまうあなたへ向けて、
優しさを失わずに心を守るための「3つの習慣」をお伝えします。
気にしすぎる自分を「直そう」としなくて大丈夫です。
大切なのは、あなたの優しさの使い方を、ほんの少し整えることなんです。
気にしすぎる人の正体とは
気にしすぎる人は、実は「他人の気持ちを察する力」がとても高い人です。
相手の表情の変化に気づき、空気を読み、場を和ませる。
職場でも家庭でも、人間関係を支える“潤滑油”のような存在であることが多いでしょう。
しかしその一方で、
「自分より他人を優先するクセ」を持ちやすいのも特徴です。
- LINEの返信が遅いと「私、何か悪いこと言ったかな」と不安になる
- 会話が盛り上がらないと「私がつまらなかったのかも」と落ち込む
- 相手の顔色を見て、自分の本音を後回しにしてしまう
こうして、他人の感情を自分の責任のように背負ってしまうのです。
でもそれは、弱さではありません。
感受性が豊かで、やさしい人だからこそ起きることなんです。
なぜ「気にしすぎ」は止められないのか
心理学では、この状態を「パーソナル化(personalization)」と呼びます。
本来は自分とは直接関係のない出来事を、
「きっと自分のせいだ」と感じてしまう心のクセです。
さらに、気にしすぎる人ほど
「失敗したくない」「嫌われたくない」という思いが強いため、
考えないようにしようとするほど、頭の中で不安が繰り返されてしまいます。
これは、脳の危険探知センサーが敏感に働いている状態。
あなたの脳は、あなたを守ろうとしているだけなのです。
だから必要なのは、原因探しではなく、
心の向きを少しだけ自分に戻すことです。
心を守る3つの習慣
① 心の境界線を引く
気にしすぎる人は、「自分の感情」と「他人の感情」の境界線があいまいになりがちです。
心理学ではこれを「心理的バウンダリー」と呼びます。
この境界線が薄いと、相手の感情を自分の責任のように感じてしまいます。
アドラー心理学では、これを「課題の分離」と表現します。
あなたが誠実に対応した結果、相手が不機嫌だったとしても、
その感情は「相手の課題」であって、あなたの責任ではありません。
「私は私、相手は相手」
この一線を意識するだけで、心はずっと楽になります。
② 「考える」より「感じる」に戻る
気にしすぎて頭がぐるぐるするとき、
私たちは外の刺激に意識を奪われています。
そんなときは、考えるのをやめて、感じることに戻ってみてください。
- 深呼吸して、息の出入りを感じる
- 温かい飲み物の香りや温度を味わう
- 外を歩いて、風や音に意識を向ける
これはマインドフルネスと呼ばれる方法で、
散らばった意識を「今・ここ」に戻してくれます。
③ 優しさの矢印を自分にも向ける
気にしすぎる人は、もともと他人への優しさをたくさん持っています。
だからこそ、その優しさを、
自分にも向けてあげることがとても大切です。
おすすめなのが、寝る前に行う
「スリーグッドシングス(今日よかったことを3つ書く)」という習慣です。
小さなことで構いません。
「朝起きられた」「挨拶できた」「一つ終えられた」
これにより、脳内では安心感をもたらす神経伝達物質が分泌され、
心と体が自然とリラックスしていきます。
まとめ|気にしすぎるあなたへ
気にしすぎる自分を直そうとしなくて大丈夫です。
大切なのは、優しさを正しく使うこと。
- 境界線を引く
- 感じて今に戻る
- 優しさを自分にも向ける
どれも、小さく始められる習慣です。
気にしすぎるあなたは、優しいあなたの証拠。
その優しさを、どうか自分にも分けてあげてくださいね。
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