「最近、気分が落ち込む日が続いている」
「何もやる気が起きず、人とも会いたくない」
そんな状態に、心当たりはありませんか?
こんにちは。公認心理師のかぼです。
気分が沈む日々は、決して特別なことではありません。誰にでも起こりうる、心からのサインです。
実は、少しずつ回復していく人たちには共通点があります。
それは、大きく変わろうとしないこと。
ほんの小さな習慣を、静かに続けているという点です。
この記事では、心理学の視点から
「うつっぽい日々を抜け出すための3つの回復ステップ」を、やさしく解説していきます。
回復の第一歩は「頑張らない勇気」
落ち込みが続くと、多くの人が自分を責めてしまいます。
- 早く元に戻らなきゃ
- こんな自分はダメだ
- もっと頑張らないと
しかし、心の回復は筋肉の回復とよく似ています。
無理に動かそうとすると、かえって傷を深めてしまうのです。
今は「治す」のではなく、「整える時期」。
休むことはサボりではなく、回復に必要なプロセスです。
「頑張らない」という選択を、自分に許すこと。
それが、心の回復のスタートラインになります。
朝の光で、脳のスイッチを入れる
次に大切なのが、朝に光を浴びることです。
太陽の光を浴びると、脳内で「セロトニン」という神経伝達物質が活性化します。
セロトニンは、気分を安定させ、意欲を支える重要な役割を持っています。
また、朝に光を浴びることで体内時計が整い、
夜に自然と眠くなるリズムも作られていきます。
大切なのは、完璧を目指さないこと。
散歩ができなくても、カーテンを開けて1分光を感じるだけで十分です。
光を浴びる行動は、脳に「生きているリズム」を思い出させてくれます。
「できたこと」を見る練習
心が落ち込んでいるとき、人は自然と「できなかったこと」ばかりに目が向きます。
しかし、回復していく人は意識的に
「できたこと」を見る練習をしています。
- 今日はストレッチができた
- 本を3ページ読めた
- 誰かと少し話せた
心理学では、こうした小さな行動を「スモールステップ」と呼びます。
スモールステップは、「自分はできる」という感覚(自己効力感)を育ててくれます。
寝る前に、今日できたことを1つでも書き出してみてください。
その積み重ねが、心の回復力を静かに育てていきます。
人とのつながりを「ゆるく」保つ
落ち込んでいるとき、人と距離を取りたくなるのは自然な反応です。
ただし、孤独感が強まると、うつ症状のリスクは高まることがわかっています。
大切なのは、深く関わることではありません。
あいさつをする、ありがとうを伝える。
それだけでも、心は確実に支えられます。
最近では、AIと話すことが孤独感を和らげる一助になるケースもあります。
誰かに話す感覚を、少しずつ取り戻すきっかけとして活用するのも一つの方法です。
回復は「ゆっくり」でいい
心の回復は一直線ではありません。
良くなったり、また落ち込んだりを繰り返します。
それでも大丈夫です。
揺れながら進むこと自体が、回復の証です。
心理学では「セルフ・コンパッション」といって、
うまくいかない自分にも優しく接することが、回復を早めるとされています。
焦らず、自分のリズムで進んでいきましょう。
まとめ|心が軽くなる3つの小さな習慣
- 朝、光を浴びる
- できたことを見つける
- ゆるいつながりを保つ
どれも1分以内でできることばかりです。
できそうなものから、そっと始めてみてください。
うまくいかない日も、何もできなかった日も、
それは回復の途中にある「大切な景色」です。
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声で聴きながら、ゆっくり心を整えたい方は、ぜひ動画もご覧ください。
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