「あの人より自分の方が能力が高いはずなのに、なぜかあの人の方がうまくいっている」
「自分より目立つタイプじゃないのに、なぜか人に好かれている」
「なんであんなに楽しそうに生きていられるんだろう」
こんなふうに感じたことはありませんか?
不思議と“うまくいく人”と、なぜかうまくいかない人。
その違いは、才能や運ではなく「自信」にあることが多いのです。
こんにちは。公認心理師のかぼです。
この記事では、心理学的にも効果が示されている「自信をつける最強にシンプルな方法」を、今日からすぐ実践できる形でわかりやすく解説します。
自信がないと、人生で“損”が増えてしまう
自信がないと、実は人生のいろんな場面で「本当はできたかもしれないのに…」という損が増えていきます。
こんな経験、ありませんか?
- 好きな人に気持ちを伝えられなかった
「もっと自信があれば、言えたのに…」と後から悲しくなる。 - プレゼンで緊張して、半分も伝えられなかった
「堂々と話せたら信頼を掴めたのに…」と悔しくなる。 - 応募すらしなかった
「どうせ無理」と避けてしまい、あとで「私でもいけたかも」と後悔する。 - 挑戦をあきらめ続けた
いつも挑戦する人をうらやましく眺めるだけになってしまう。
自信は、才能以上に行動を動かす力です。
そして行動が増えるほど、経験が増え、結果が出やすくなり、自信が育つ。
つまり自信がある人は「成功の循環」に入りやすいのです。
今の時代、自信を持つのが難しい理由
「自信を持てばいい」と言われても、現代はそもそも自信を失いやすい環境です。
- SNSで比較が止まらない(インスタ・Xなど)
- 学校や職場で“ミスしないこと”が求められる完璧主義の圧力
- 数字で評価される(点数、成績、会社の評価、フォロワー数など)
だからこそ、今の時代に必要なのは
“気合い”や“根性”ではなく、自信を回復させる技術です。
自信をつける「誰でも今すぐできる方法」=セルフトーク
自信をつける方法は世の中にたくさんあります。
- 筋トレや運動
- 瞑想
- 自己開示(自分のことを人に話す)
- モデリング(憧れの人の真似)
- アファメーション(肯定的な言葉を繰り返す)
どれも素晴らしいのですが、
「続けるのが難しい」「効果が出るまで時間がかかる」
という悩みもよく聞きます。
そこでおすすめなのが、セルフトークです。
セルフトークとは?
セルフトークとは、私たちが日々心の中でしている内なる独り言のことです。
- 失敗したときに「やっぱり自分はダメだ…」と思う
- 挑戦の前に「不安だけど、やってみよう」と自分を励ます
- 緊張したときに「落ち着いて、呼吸しよう」と整える
たったこれだけのことなのに、セルフトークは感情・不安・行動に大きく影響します。
ただし、やり方のコツを間違えると効果が半減します。
ここからは、正しく効かせるポイントをお伝えします。
セルフトークの基本:ネガティブを“現実的でやさしい言葉”に変える
セルフトークでいちばん大切なのは、どんな言葉を自分にかけているかです。
自信を削ってしまうセルフトークの例は、こんな言葉です。
- 「どうせ無理」
- 「また失敗するかも」
- 「自分なんか…」
こういう言葉は、意識していなくても、じわじわ自信を削ります。
でも「ポジティブにしよう!」と言われても、簡単にはできませんよね。
なぜならセルフトークは、これまでの人生で積み上がった自己イメージから、無意識に出てくるからです。
だから必要なのは、無理にポジティブにすることではありません。
ポイントは、現実的でやさしい言葉に言い換えることです。
言い換え例(すぐ使える)
- 「自分はダメだ」 → 「今回はうまくいかなかったけど、次がある」
- 「できる気がしない」 → 「不安だけど、少しでもやってみよう」
- 「人と比べて劣ってる」 → 「自分のペースで成長すればいい」
大切なのは、自分を追い込む言葉をやめて、自分を守る言葉を持つことです。
心理学の研究でも「セルフトークは効果がある」と示されている
セルフトークは「気休め」ではありません。
実際に心理学の研究でも、セルフトークによってパフォーマンスや不安が変わることが示されています。
セルフトークでパフォーマンスが変わる(研究の紹介)
ある研究では、参加者を3つのグループに分け、課題の成績や不安などを比較しました。
- ポジティブなセルフトーク
- ネガティブなセルフトーク
- 指示的セルフトーク(例:姿勢を整える、問題を読み返す など)
その結果、ポジティブなセルフトークは不安を下げ、パフォーマンスを高める傾向があり、
ネガティブなセルフトークは不安を上げ、パフォーマンスを下げる傾向がありました。
また、指示的なセルフトークもパフォーマンスに良い影響が見られました。
「実験前にどんな言葉を自分にかけるか」で、結果に差が出る。
これは、かなり驚きですよね。
さらに効果的:「二人称セルフトーク(自分の名前で話す)」
セルフトークは、ネガティブをやさしい言葉に言い換えるだけでも効果があります。
ですが、さらに効果を高めたい方におすすめなのが、二人称セルフトークです。
二人称セルフトークとは?
自分のことを「私」ではなく、自分の名前や「君」で呼びかけるセルフトークです。
- 一人称:「私は大丈夫、できる」
- 二人称:「かぼ、大丈夫。君ならできる」
この話し方の違いが、感情や行動のコントロールを助けることが研究で示されています。
二人称セルフトークが効く理由:心理的距離
一人称だと、人は感情に巻き込まれやすくなります。
でも二人称(名前)で話すと、まるで自分が自分のコーチになったような距離が生まれます。
これを心理学では心理的距離(psychological distancing)とも呼びます。
つまり、自分を客観視しやすくなることで、冷静さを取り戻しやすくなるのです。
すぐ使える二人称セルフトーク例
①テスト前に緊張しているとき
- 一人称:「私は勉強したけど不安だな…」
- 二人称:「〇〇、落ち着いて。準備はできてるよ」
②失敗して落ち込んでいるとき
- 一人称:「なんで私はいつもこうなんだろう…」
- 二人称:「〇〇、大丈夫。誰だって失敗はある。次に活かせばいい」
③新しい挑戦の前
- 一人称:「私にできるかな…」
- 二人称:「〇〇、やってみよう。挑戦したことが大事だよ」
④人前で話す前
- 一人称:「私は噛むかもしれない…」
- 二人称:「〇〇、深呼吸。自分の言葉で話せば伝わる」
⑤イライラしているとき
- 一人称:「もうダメ…やってられない」
- 二人称:「〇〇、一旦落ち着こう。感情で動かず、距離を取ろう」
ポイントは、親友に語りかけるように、自分にやさしく話すことです。
セルフトークはいつやればいい?答えは「いつでも」
セルフトークは道具もお金もいりません。
つまり、いつでもどこでもできるのが最大の強みです。
- 朝起きたとき
- 電車の中
- 仕事の合間
- トイレの中
- お風呂の中
- 鏡を見たとき
たとえば、こんなふうに声をかけてみてください。
- 「今日の〇〇の1日は、きっといい日になる」
- 「〇〇、大丈夫。この失敗は次に活かせる」
緊張する前、落ち込んだ後など“瞬間的”にも効きますが、
自信や自己肯定感を根本から育てるには、少し時間がかかります。
だからこそ、できるときに、こまめに。
無理のない範囲で続けてみてください。
まとめ:自信は「後から自然についてくる」
自信をつける最強にシンプルな方法は、セルフトークです。
特におすすめなのは、二人称セルフトーク(自分の名前で呼ぶ)。
- 今すぐできる
- どこでもできる
- お金も道具もいらない
- 効果が大きい
そして何より大切なのは、
自分を責める独り言をやめることです。
自信は“作るもの”というより、
自分に味方する言葉を続けた先に、自然に育つものです。
もしよければ、あなたが普段どんなセルフトークをしているか、コメントで教えてください。
一緒に、自分の心を整える練習をしていきましょう。
「この記事の内容をさらに深く知りたい方は、こちらの動画で解説しています」
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