「なぜあの人ばかり運がいいんだろう」「自分は頑張っているのに報われない…」そう感じることはありませんか?
実は“運がいい人”には、共通している行動パターンがあることが心理学研究でわかっています。
心理学者リチャード・ワイズマン博士は10年以上にわたる研究で、運の良し悪しは「偶然」ではなく「日々の小さな行動の積み重ね」で決まると結論づけました。
つまり、運は“育てるもの”なのです。
この記事では、心理学と東洋の知恵を交えながら「運を良くする3つの習慣」をご紹介します。
① 偶然をチャンスに変える行動力
運がいい人は、偶然をただの出来事で終わらせず「チャンス」に変えています。例えば──
- 人との会話を楽しむ
- 新しいことに積極的に挑戦する
- 予期しない出来事にも柔軟に対応する
「面倒だな」と思った飲み会に参加して仕事の縁がつながる、予定がキャンセルになったからこそ新しい場所でアイデアがひらめく──そんな経験は誰にでも起こり得ます。
運がいい人は、こうした偶然を見逃さずに行動しているのです。
小さな一歩を意識するだけで、未来の可能性は広がります。
② ネガティブ思考を手放す心のクセ
「運が悪い」と感じる人には共通点があります。それは、失敗や嫌な出来事をいつまでも引きずること。
一方、運がいい人は「学び」や「次のチャンス」に変えていきます。
この考え方をよく表すのが、中国の故事「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじ さいおうがうま)」です。
良いことが後に不運を招くこともあれば、悪いことが幸運につながることもある──つまり、出来事の価値はすぐにはわからない、という教えです。
だからこそ、嫌な出来事に直面したときは「これは未来への伏線かもしれない」と捉えることが大切です。
ネガティブを手放す力は、誰にでも少しずつ練習して身につけることができます。
③ 毎日の小さな「心の運動」を続ける
ここでいう「運動」とは、身体のトレーニングではなく、心を整える小さな習慣のことです。例えば──
- 「ありがとう」を口にする
- 小さなことでも人を褒める
- 朝に空を見上げる
- SNSで前向きなコメントを残す
- 自分に「今日も頑張ったね」と声をかける
これらは一見するとささやかですが、脳科学的にも効果が認められています。小さなポジティブ体験が自己効力感を高め、前向きな行動を促すのです。
毎日の習慣が積み重なれば、「運がいい」と感じられる出来事が少しずつ増えていきます。
まとめ|運は小さな選択の積み重ねで育つ
今回ご紹介した「運がいい人の3つの習慣」を振り返りましょう。
- 偶然をチャンスに変える行動力
- ネガティブを手放す心のクセ
- 日常に感謝や優しさを取り入れる心の運動
運は生まれつきのものではなく、日々の行動で誰でも育てることができます。
今日の一歩が、未来の大きな変化につながるかもしれません。
あなたは今日、どんな“小さな行動”を選びますか?
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