「集中力が続かない」「やる気が出ない」「気がつくとスマホを見てしまう」──そんな感覚は、脳が疲れているサインかもしれません。脳が整っているかどうかで、私たちの毎日のパフォーマンスは大きく変わります。
脳が疲れていないと得られるメリット
- 大事なことに集中できる:日常の迷いを減らすことで、本当に必要な判断にエネルギーを使える。
- 感情の安定:余裕が生まれ、イライラや落ち込みが減る。
- 疲れにくい体と心:午後の集中力低下ややる気の切れが減り、安定した1日を過ごせる。
- 誘惑に流されにくい:間食やSNSのダラダラ閲覧に自然とブレーキがかかる。
- 人生の軸がぶれにくい:自分の価値観に沿った選択ができるようになる。
- 小さなストレスの軽減:服や食事の選択に悩まされず、毎日がスムーズに進む。
脳が疲れる原因「意思決定疲労」とは?
人は1日に3万回以上の小さな選択をしていると言われています。朝の服選び、食事、LINEやメールの返事、仕事での判断…。これらが積み重なると「意思決定疲労(Decision Fatigue)」が起き、脳の前頭前野が消耗してしまいます。
その結果、判断ミスが増えたり、衝動的になったり、先延ばしが増えるなどの悪循環に陥ります。
意思決定疲労のサイン
- 些細なことを決めるのに時間がかかる
- 「どっちでもいい」と投げやりになる
- 午後になるとやる気が落ちる
- SNSやYouTubeをダラダラ見てしまう
- 衝動買いや間食が増える
- 断れずに後悔する
これらに当てはまる人は、すでに脳が疲れているかもしれません。
意思決定疲労を防ぐ「たった1つの習慣」
ポイントは、「選ばないことを選ぶ」。つまり、意思決定を減らす仕組みを作ることです。
1. ルーティンを作る
服装や朝食をパターン化しておくだけで、余計な判断を減らせます。世界の著名人も同じ服を着る習慣で脳の疲労を防いでいました。
2. 選択肢を減らす
献立をあらかじめ決めておく、定番の食材を常備するなどで「今日は何を作ろう?」という迷いをなくします。
3. ToDoリストを活用する
やるべきことを前日に書き出すことで、脳は「覚えておかなくていい」と安心します。ゼイガルニク効果を利用し、先延ばしや集中力低下を防げます。
4. 「まぁ、いいか」を許す
完璧主義は脳を疲れさせます。「今日は7割でOK」と自分に合格点を出すことが、結果的に長続きと安定につながります。
まとめ
脳の疲れを防ぐことは、心に余裕を生み、よりよい人生を送るための土台となります。「選ばないことを選ぶ」習慣は、決してサボることではなく、エネルギーを大事な場面に残すための戦略です。
今日からできる小さな工夫で、脳と心を軽やかに保っていきましょう。
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