怒りの原因と減らす方法|公認心理師が教える心を穏やかにする2つの習慣

心が軽くなる心理学

こんにちは、公認心理師のかぼです。

今回は「怒りの原因と、怒りを減らす方法」についてお話しします。

怒りに疲れていませんか?

ちょっとしたことでイライラしてしまう自分に、後から自己嫌悪になる──そんな経験はありませんか?

同じ出来事でも、怒る人と穏やかでいられる人がいます。たとえば、冷蔵庫の牛乳が切れていると「なんで誰も気づかないの!」と腹を立てる人もいれば、「帰りに買ってこよう」と冷静に対処できる人もいます。

実は、怒りやすい人と穏やかな人では、健康リスクにも差があることが研究で分かっています。

  • 怒りっぽい人は糖尿病リスクが1.5倍
  • 心臓病リスクは穏やかな人の3倍
  • 強い怒りの直後は心臓発作リスクが8.5倍に上がる可能性も

怒りは「気持ちの問題」ではなく、心身の健康にも影響する大切な感情なんです。

怒りの正体は「期待の裏切り」

怒りの原因は、実はとてもシンプルです。それは「期待が裏切られたとき」に生まれます。

例えば、自分の家族が約束を忘れると腹が立つのに、他人なら「まあ、そういうこともあるよね」で済ませられることがありますよね。これは、家族に対して「やってくれて当たり前」という期待があるから。

「片づけてくれて当たり前」「時間を守って当たり前」「親なら優しくして当たり前」──そんな“当たり前”が崩れると、人は怒りを感じます。

つまり、怒りを生むのは出来事そのものではなく、「心の中の期待が裏切られたこと」なのです。

期待が高い人ほど怒りやすい

怒りっぽい人は「期待のハードル」が高い傾向があります。たとえば、日本では電車が数分遅れるだけでイライラしますが、海外では30分遅れても「まあ、そんなものだよね」と笑って済ませられます。

同じ出来事でも怒りが湧くかどうかは、もともとの期待値で決まるんです。

怒りを減らす2つの方法

①「当たり前の感謝」を増やす

怒りを減らす最もシンプルな方法は、「当たり前の感謝」を育てることです。

特別な出来事ではなく、普段の生活の中にある小さな「ありがたい」に気づく習慣を持ちましょう。

  • 朝目覚めて今日も生きていること
  • 蛇口をひねれば水が出ること
  • 屋根のある家で眠れること
  • 誰かが「お疲れさま」と声をかけてくれること

こうした「ありがたい」に意識を向けると、満たされた気持ちが増え、「もっとこうしてほしい」という期待が自然と下がります。結果として、怒りが減り、穏やかさが増していくのです。

②「相手の立場を想像する」

もうひとつの方法は、「相手の立場になって考える」ことです。

遅刻した同僚にイライラしたとき、もし自分がその人の立場だったら?──そう想像してみてください。

子どもが熱を出していたかもしれない。電車が止まって走ってきたのかもしれない。
そう考えるだけで、怒りは少しずつ和らぎます。

この想像が正しいかどうかは関係ありません。大切なのは「人間は完璧ではない」と理解すること。その優しさが、あなた自身を穏やかにしてくれます。

豊かさとともに増える「不満」

便利な時代に生きる私たちは、同時に「期待のハードル」も上げています。

スマホのカメラ画質、通信速度、家電の性能──どれも昔より圧倒的に良くなっているのに、「もっと」「まだ足りない」と感じてしまう。

つまり、豊かさが増えるほど「当たり前の感謝」を失いやすくなり、不満や怒りが増えてしまうのです。

逆に、便利さの中でも小さな喜びを見つけられる人は、どんな環境でも幸せを感じられるのです。

まとめ

  • 怒りの原因は「期待が裏切られたこと」
  • 怒りっぽい人は「期待が高い人」
  • 怒りを減らすには「感謝」と「想像力」

「ありがたいな」とつぶやくこと。
「もし自分がこの人だったら」と想像すること。
それだけで、心は少しずつ穏やかになります。

今日からできる小さな一歩が、あなたの毎日を優しく変えていきますように。


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