学校では教えてくれない「感情の扱い方」

心が軽くなる心理学

皆さん、こんにちは。心理カウンセラー・かぼです。

イライラしたり、くよくよしたりした時、あなたはどうしていますか?

人に当たり散らす、やけ食いする、物に当たる……。そんなストレス発散法を続けていると、人間関係が壊れたり健康を害したりと、思わぬトラブルを招いてしまいます。

では、どうすれば感情とうまく付き合えるのでしょうか? 実は学校では「感情の扱い方」を学ぶ機会がほとんどありません。でも、心理学を使えば感情はコントロールできるのです。

今日は、心理学の視点から「感情をうまく扱う3つの方法」をご紹介します。

感情をうまく扱う3つの方法

① 感情を「見える化」する

私たちは、自分の感情を正しく把握できていないことが多いのです。例えば「不安だけど理由がわからない」「SNSを見たらモヤモヤしてきた」といった経験はありませんか?

大切なのは、感情を身体の感覚として意識することです。心と体はつながっており、不安や緊張は頭痛・肩こり・胸の圧迫感などとして現れます。

この「身体感覚に注目する」だけで、脳の興奮がおさまり冷静さを取り戻せることが研究でも分かっています。これは「マインドフルネス」や「メタ認知」の効果と似ています。

メタ認知を鍛えると、感情に振り回されにくくなり、ストレス耐性や自己コントロール力、学習効率や対人関係の改善にもつながります。

② 感情に「名前をつける」

次に有効なのは、自分の感情にラベルを貼ることです。例えば「これは不安」「これは怒り」と言葉にしてみましょう。

さらにユーモアを交えて「不安はイガグリくん」「イライラはハムスターちゃん」と名前をつけると、不思議と客観的に見られるようになります。

これは心理学で「ラベリング効果」と呼ばれ、扁桃体の過剰な反応を抑えて冷静になれることが実証されています。

③ 感情を「整理する」

最後は、感情を深掘りして整理する方法です。怒りの裏に悲しみや不安が隠れていることも多いのです。

そこで「感情のピラミッド」を使います。

  • 表面的な感情: 怒り
  • その下にある感情: 悲しみ(裏切られた)、不安(将来が心配)、孤独感(誰にも分かってもらえない)
  • さらに深い原因: 大切にされたい、安心したい など

根本的な原因に気づくことで「本当はどうしたいのか?」が見えてきます。例えば「大切にされたい」と分かれば、それを相手に伝える具体的な行動を考えられるようになります。

まとめ

今日ご紹介した感情の扱い方は、この3つです。

  1. 感情を見える化する(身体の反応に注目する)
  2. 感情に名前をつける(ラベリングで冷静になる)
  3. 感情を整理する(感情のピラミッドで深掘りする)

感情はうまく扱えば、自分を幸せに導くサインになります。ぜひ日常に取り入れてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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