こんにちは。公認心理師のかぼです。
「頑張っているはずなのに、なぜか心が軽くならない」
「努力が空回りしている気がする」
そんな感覚を抱えながら、毎日を過ごしていませんか?
実は、人生を変えるために必要なのは、
新しいことを始めることではありません。
今のあなたを疲れさせている「余計な習慣」をやめること。
それだけで、心は驚くほど楽になります。
今回は、心理学の視点と、私自身の経験をもとに、
「やめるだけで人生が軽くなる3つの習慣」をお伝えします。
① 自分ばかり我慢するのをやめる
優しい人ほど、「自分さえ我慢すればいい」と思ってしまいがちです。
- 本当はつらいのに「大丈夫」と言ってしまう
- 断れずに、頼まれごとを引き受けてしまう
- 自分より相手を優先してしまう
こうした状態が続くと、心は少しずつ削られていきます。
心理学では、相手に合わせすぎてしまう状態を「過剰適応」と呼びます。
嫌われたくない、迷惑をかけたくない、ちゃんとしていたい。
その気持ち自体は悪いものではありません。
ただ、それが強くなりすぎると、
自分の限界や本音が分からなくなってしまうのです。
私自身も、長い間「我慢ぐせ」を抱えて生きてきました。
不登校や引きこもりを経験した過去を隠すように、
「ちゃんとしなければ」「迷惑をかけてはいけない」と、
必要以上に頑張り続けていました。
でも、自分を偽りながら続ける我慢は、長くは続きません。
心と体は、静かに限界へ向かっていきます。
我慢をやめるために必要なのは、大きな決断ではありません。
- 「今日は難しいです」
- 「一度持ち帰らせてください」
- 「別の日にお願いできますか?」
こうした小さな言葉が、
自分を守る境界線になります。
我慢をやめることは、わがままではありません。
自分を大切にするための、健全な選択です。
② 無理に「ちゃんとした自分」を作ろうとするのをやめる
「ちゃんとした大人でいなければ」
「できる人だと思われたい」
そんな思いから、無理をしてしまうことはありませんか?
この状態は、心理学では「条件つき自己価値」と呼ばれます。
- ちゃんとしていれば認められる
- 失敗しなければ価値がある
- 弱さを見せると嫌われる
こうした考えが強くなると、
常に緊張した状態で人と関わることになり、
心が休まらなくなってしまいます。
私自身も、教員になったばかりの頃は、
「できない」「しんどい」と言えず、
平気なふりを続けていました。
しかし、病気を経験して気づいたのです。
無理をして作った「ちゃんとした自分」は、
自分を守るどころか、壊してしまうということに。
おすすめなのは、「弱さを10%だけ見せる」ことです。
- 「あまり得意じゃないんです」
- 「少し不安があります」
- 「無理しすぎないようにしています」
ほんの少しで構いません。
それだけで、心の緊張は驚くほど和らぎます。
弱さは、人間関係を壊すものではありません。
むしろ、信頼を深める大切な要素です。
③ 失敗を笑い話に変える習慣を持つ
劣等感は、心の中にしまい込んだときに大きく育ちます。
失敗やミスを「誰にも言えない」と抱え込むと、
それは実際以上に重く、苦しいものになってしまいます。
心理学では、失敗や悩みを人に話すことで、
「自己距離化」という現象が起こることが分かっています。
これは、自分の出来事を少し離れた視点で見られるようになる状態です。
すると、
「人間ならそういう日もあるよね」
「そこまで責めなくてよかったんだ」
と、自然に心が軽くなっていきます。
さらに、自己開示には幸福度や信頼感を高める効果があることも、
心理学の研究で明らかになっています。
もし可能であれば、
失敗をほんの少しだけ笑い話にしてみてください。
笑いながら話すことで、
その出来事はもう「あなたを傷つける失敗」ではなくなります。
話すことは、手放すこと。
それだけで、心は確実に回復していきます。
まとめ|人生を軽くするために、今日からできること
- 自分ばかり我慢するのをやめる
- 無理に「ちゃんとした自分」を作らない
- 失敗を話して、笑い話に変える
すべてを一度にやる必要はありません。
「これならできそう」と思えるものを、
ひとつだけ選んでみてください。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
YouTube動画のご案内
今回の記事の内容は、YouTube動画でも、
より分かりやすく、やさしく解説しています。
👉 心理カウンセラーかぼのYouTubeチャンネルはこちらhttps://www.youtube.com/@cabo.psychology


